人体と地球の秘密 ~ 骨の役割
内骨格の役割は、筋肉を付着させ、運動機能を向上させることにありますが、一方ではミネラルの貯蔵の役割も果たしています。ミネラルとは、この場合リン(リン酸)やカルシウムを指します。リンはATPなどエネルギーの輸送に関わり、カルシウムも筋肉のはたらきになくてはならないものです。脊椎を強化するようになったのは、おそらく運動機能の獲得が第一で、ミネラルの貯蔵は第二であろうと考えられます。より古い、海に住んでいたカッチュウギョの化石を見ても、頭甲には血管が通っていて、いろいろの程度に石灰化(リン酸カルシウムの沈着)が起きていて、そこでミネラルの貯蔵の役割を果たしていたことが推定されています。