人体と地球の秘密 ~ 有性生殖の出現
化石でクラゲの仲間が確認されるのは、エディアカラ動物群としてしられる、約6億年前の地層からです。現在の動物の中で、クラゲやサンゴなどの腔腸動物は有性生殖を行うことから、この頃には性のしくみが生み出されていたと考えられています。カンブリア紀以降の動物進化の大爆発(→「9.進化の不思議な大爆発」参照)も、有性生殖のしくみと無縁ではないかもしれません。オスの精子とメスの卵子は、それぞれが遺伝子を伝え、生き残る目的のために、有効な役割分担をしています。運動能力をもち、活発で多数の精子と、運動能力は持たず、栄養を蓄えて受精後に生き残る確率を高めた卵子の組み合わせは、様々な生物で採用されている、非常に成功したしくみとなっています。