人体と地球の秘密 ~ 定住・農耕生活の開始
中近東やヨーロッパの遺跡から推定されている、農耕を基盤とする定住生活の開始は、およそ1万2000年前と推定されています。この時期は氷河期が終了して、全体が温暖化傾向にありましたが、ヤンガードライアス期の寒冷化事件で、大きな気候変動が世界各地を襲ったであろうと考えられています。多くの場合、花粉分析から遺跡は当時森と草原の境界地域にあったと推定されていて、この寒冷化の変動が農耕に結びついたのではないかと考えられています。なお、それ以後の時代についても、比較的小規模な気候変動が文明の盛衰をコントロールしていたとする考えもあります。