人体と地球の秘密 ~ 胃潰瘍
胃の内部は、強い酸性でタンパク分解酵素に富んでいます。それでも胃自体が消化を免れるのは、胃粘膜が胃の壁を保護する働きをしているからです。しかし様々な原因でこの保護機能と消化機能のバランスが崩れると、胃壁が自分の消化作用によって障害を受け、胃潰瘍につながります。例えば過度のストレスは、胃酸分泌と粘膜維持のバランスを崩します。アルコールの飲みすぎも胃壁を害する要因となります。またカンピロバクター(ピロリ菌)と呼ばれる細菌は、胃の中でアンモニアを作って胃粘膜に障害を与えるため、胃潰瘍の多くがこのピロリ菌感染によって起きているとする報告があります。