人体と地球の秘密 ~ 暗黒星雲
暗黒星雲は、我々の銀河系の中では、銀河の中心部や銀河面と呼ばれる、地上から見ると天の川の中心部に相当する場所に集中しています。低温のガスやちりが集まっていて、それらが背後の星の光を吸収・散乱してしまうので、光が届かず、周囲よりも暗い領域として認識されます。それで暗黒星雲と呼ばれるのです。このような暗黒星雲のなかからは、さまざまな分子の存在が電波観測によって確認されています。一酸化炭素、水、アンモニア、ホルムアルデヒド、青酸などをはじめ、メチルアルコールなどの有機物も見つかっています。これらは星間分子と呼ばれ、これらを含む低温のガスやちりは、分子雲などとも呼ばれます。このような場所は、星が生まれる工場のような場所だと考えられています。暗黒星雲の中で生まれた星は、やがて周囲のガスやちりが晴れると、若い星の集団として認識できるようになります。これが散開星団です。そして散開星団をつくる恒星は、最終的には周囲の空間にばらばらに散っていきます。