人体と地球の秘密 ~ 地球の成層構造
地球は密度の大きい物質が内側、密度の小さい物質が外側になるように、成層構造をつくっています。中心には金属鉄を主とする核があり、中心に固体の内核、外側は液体の外核です。深さ約2900kmよりも浅いところが岩石でできたマントルです。マントルは、深さ400-670kmのところを境にして、上下の岩石の性質が異なるので、上側を上部マントル、下側を下部マントルと呼びます。マントルは地球の層構造の中では最大の体積を占めていて、放射性物質の崩壊熱の生産も最大であると考えられています。このマントルの熱を表面から放出するプロセスが、大規模な対流運動となって地球表面のプレート運動を引き起こしたり、マグマをつくって表面に熱と物質を運ぶはたらきとなっています。地球は内部ほど高温ですが、現在の熱の生産は主にマントルが担っています。マントルから浮いてきたマグマが冷え固まって岩石となり、固体地球の表面を覆っている部分が、地殻です。地殻は海洋地域では玄武岩やはんれい岩を主として5km~10kmの厚みがあり、大陸地域ではそれよりも密度の小さい、花崗岩や各種の変成岩、堆積岩などを主体として、30~60kmほどの厚みがあります。これらの層構造は、20世紀になってから行われるようになった地震観測の、データの解析によって決定されました。